大谷翔平、復活した二刀流が示す衝撃数値「117.&101.7」 銀河系軍団でも突き抜ける才能

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

打球速度は今季最速117.9マイル…投手としての最高球速も101.7マイル

 遺憾なく本領を発揮している。ドジャース・大谷翔平投手は9日(日本時間10日)のブルワーズ戦を終え、打者として92試合に出場して打率.279、31本塁打、OPS.993をマーク。投手としても4試合に登板し、6イニングを投げて防御率1.50を記録している。二刀流が本格再始動した今季、打っても投げても早くも“リーグ屈指”の指標を叩き出している。

 まず打者だ。大谷といえば、言わずもがな球界最高のパワーヒッターとしての名を欲しいままにしている。2023年から2年連続で本塁打王のタイトルを獲得し、今季もナ・リーグ1位を快走。平均打球速度94.6マイル(約152.2キロ)は球界3位、最高打球速度117.9マイル(約189.7キロ)は同4位と、今季も圧倒的な打球速度を計時している。

 スピードが驚異的なのは、663日ぶりに実戦復帰した投手としても同様だ。6月16日(同17日)の本拠地パドレス戦で663日ぶりに復帰を果たすと、最速100.2マイル(約161.2キロ)をマーク。22日(同23日)の本拠地ナショナルズ戦も98.8マイル(約158.0キロ)、そして28日(同29日)の敵地ロイヤルズ戦ではMLB公式戦では自己最速となる101.7マイル(約163.7キロ)を叩き出した。7月5日(同6日)のアストロズ戦でも100.9マイル(約162.3キロ)を計時し、フォーシームの平均も98.4マイル(約158.3キロ)と、超高水準に位置している。

 この101.7マイルは、今季ドジャースのチーム最速球。そもそも100マイル超を計測したのは大谷を含めてチームでわずか3投手しかおらず、その中で大谷が計8球のうち5球を占めるなど、圧倒的な存在感を見せている。

 打球速度、球速のいずれもチームトップ。メジャー30球団中で最高の総年俸を誇るスター軍団においても、大谷翔平という存在の“規格外”ぶりが、改めて浮き彫りになっている。

(Full-Count編集部)

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