前代未聞の珍事…投手が襲われたまさかの不運 球審に集まる批判「常識で判断すべき」

9日に行われた3Aの試合で“大珍事”が発生した
8日(日本時間9日)に行われた3Aのオリオールズ傘下ノーフォーク対ジャクソンビルで、稀に見る珍事が発生した。初回無死三塁の場面で、ノーフォークのローンシー・コントレラス投手が投球モーションに入ったところで大きな雷鳴が響いた。これに驚いて投球を止めたところ、球審がボークを宣告。走者が生還して先制点を奪われる事態が発生した。
右腕のコントレラスがモーションに入った瞬間に大きな雷鳴が球場に響いた。コントレラスはもちろん、スタンドの観客も身をすくめるほどの音量だった。この瞬間に打者がアピールし、球審もボークを宣告。三塁走者が先制のホームを踏んだ。
MLB公式SNSは「天候がボークをアシストしたことは、今まで見たことがない」と投稿するほどの異例の事態。解説「ワオ! ボークの判定が下った瞬間、(ジャクソンビルの選手が)全員が飛び上がりました」と笑った。
実況が「天からジャクソンビルへ得点が贈られました! ノーフォーク側は抗議していますが、残念ながら……」。解説も「不運なタイミングですね。今まで見たことがないような気がします」と前代未聞の出来事を伝えた。
まさに青天の霹靂。SNS上には「間違いなくボークだけど、宣告すべきではない」「光った瞬間か、ボークの前に試合を中断するべきだ」「信じられない」「審判の最も重大な責任は判定を下すことではなく、安全を確保することだ」「審判団は裁量で判断することができるが、この人はそれができない」「常識で判断すべき」と同情的な声が寄せられていた。
試合は中盤で逆転したノーフォークが、落雷に負けずに勝利を収めた。