大谷翔平がまさかの“後退” 浮上した1123億円男…MLB公式「野球界で最も生産性が高い」

大谷は7月に2本塁打の一方で打率.188
MLB公式サイトは10日(日本時間11日)、最新の「打者パワーランキング」を発表。ドジャース・大谷翔平投手は前回の3位から4位に後退。ナ・リーグではメッツのフアン・ソト外野手が2位でトップに立った。
同ランキングはシーズン全体の成績に加え、直近の活躍に重点を置いて評価されている。大谷は今季31本塁打でリーグ1位の一方、7月は9試合で2本塁打、打率.188とやや調子を落としたことがマイナス評価になったようだ。
寸評では「肘の手術からの待望の復帰以来、オオタニは4度の登板で6イニングを投げてわずか1失点、4安打、6奪三振という成績を収めている。おっと、これは先発投手パワーランキングではありませんでしたね」と、投手復帰について言及しつつ「しかし、打席でもとんでもない活躍を見せている。彼は、本塁打、長打率、OPS、塁打の部門で3年連続でリーグ(ア・リーグまたはナ・リーグ)トップに立つ勢い」と打者だけでも図抜けていることを評価した。
前回1位だったメジャートップの36本塁打を放っているカル・ローリー捕手(マリナーズ)が3位にランクダウン。代わってアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が首位に返り咲いた。そして、開幕からナ・リーグ1位をほぼ独占してきた大谷を退け、今回1位となったのがソトだ。
開幕2か月はともに打率.250以下、OPSも.800を超えなかったが、「フアン・ソトに対するシーズン序盤の懸念は、やはり杞憂だったと言えるだろう」とMLB公式。「現在ソト選手は出塁率(OBP)でメジャー2位の.399を記録している。また、OPS+は162で8位につけており、彼のキャリア平均である160とほぼ同じ」「さらに特筆すべきは、彼は過去1か月間で野球界で最も生産性の高い攻撃的選手となっている」と、復調してからは本来の姿を取り戻していることを評価した。
(Full-Count編集部)