菊池雄星、打球直撃は「問題ない」 MLB史上初の快挙は「モチベーションになる」

Dバックス戦で先発したエンゼルス・菊池雄星【写真:ロイター】
Dバックス戦で先発したエンゼルス・菊池雄星【写真:ロイター】

5回2/3で3失点、打線の援護に恵まれ4勝目

【MLB】エンゼルス 10ー5 Dバックス(日本時間13日・アナハイム)

 エンゼルスの菊池雄星投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し今季4勝目をあげた。6回、左肩に打球が直撃するアクシデントに見舞われながらも掴んだ白星に「痛みはありますが問題ないです。前半戦よかったので後半戦も楽しみです」と振り返った。

 菊池は初回を3者凡退で切り抜け快調な滑り出し。2回と4回にスアレスに本塁打を浴びて失点を許すも、それ以外は危なげない投球で相手打線を封じた。4点リードの6回、2死一塁からネイラーの打球が左肩を直撃。菊池は一瞬倒れこんで苦悶の表情を見せたが、投球練習を行って続投。続くグリチックに適時打を許し降板したが、勝利への執念を見せる姿にチームの士気は高まった。

 打線はトラウトが17号2ランとなるメジャー通算395号を放つなど、15安打10安打と爆発。菊池は5回2/3まで93球を投げて5奪三振3失点で今季4勝目を手にし、防御率は3.11とした。

 報道陣に、15日(同16日)のオールスター戦に出場可能な選手登録から外れたことについて問われると「投げたい気持ちはありました。ただ今日投げて3日後に投げるっていうのはちょっと難しいかなと。チームとしても申し訳ないと思って」と無念さを滲ませた。

 また、この日はドジャース・大谷翔平投手、パドレス・ダルビッシュ有投手、ナショナルズ・小笠原慎之介投手も先発マウンドに立ち、菊池を含めて日本人4投手が同日に先発するのは史上初となった。

「今日4人も投げていたのは知らなかったです。日本の子どもたちや日本でプレーしてる選手も、アメリカに行きたいという夢を持ってるので、僕らが結果を出すことで、選手たちの価値が高まるのはすごく嬉しいし、自分のモチベーションにもなってます」と語り、これからメジャーを目指す選手にエールを送った。

(Full-Count編集部)

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