マスク越しで見た大谷翔平の衝撃 敵軍の慌てぶり…称賛した武器「間違いなく優れもの」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

フォーシームで打者翻弄、変化球との緩急で封じる

【MLB】ドジャース 2ー1 ジャイアンツ(日本時間13日・サンフランシスコ)

 直球主体の投球が冴えわたった。ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・投手」で出場。投手復帰後に最長となる3回を投げ、36球で1安打4奪三振無失点と好投した。試合後にはダルトン・ラッシング捕手が、直球を軸とした配球の狙いについて語った。

 ラッシングは「プランとしては、まずストライクを先行させること。あとはショウヘイとエメット(シーハン)が自分たちのピッチングにしてもらうだけ。そして空振りを奪うことだね」と説明。初回からカウントを有利に進めたことが、投球の流れを作ったという。

 加えて「彼は立ち上がり、かなり真っすぐを投げていた。それで、2回と3回には(配球に)少し変えてみたんだ。そのおかげで、試合の最後まで僕とエメットで相手打者の的を絞らせないようにできた。ストライクを先行させ、そこから(うまく)変化球を2、3球狙い通りに投げられれば、バッティングが本当に難しくなるんだよ」と振り返り、速球中心の序盤から変化球を織り交ぜた配球が効果的だったと語った。

 特に大谷のフォーシーム中心の投球について「2つの効果があると思う。1つは、打席のバッターを少し考えさせるようにできる。速球、速球、また速球って来たら、ほとんどの打者はその組み立てに慣れていない」と分析。その上で「彼の速球は間違いなく優れものだからね。キャリアを通じてずっと武器にしてきて、大きな成功を収めてきたボールだからね」と高く評価した。

 大谷は初回に3者連続で空振り三振を奪うなど、前回登板からの“6者連続三振”を達成。復帰5戦目で最速は99.9マイル(約160.8キロ)を記録した。2番手ではシーハンが好リリーフを披露し、ジャイアンツを1点に封じた。

(Full-Count編集部)

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