山本由伸の9勝目が消滅 9回1死からスコットが痛恨の同点弾被弾…ロバーツ監督は呆然

あと2アウトも…7回無失点の好投実らず
【MLB】ジャイアンツ ー ドジャース(日本時間14日・サンフランシスコ)
ドジャースの山本由伸投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたジャイアンツとの前半戦最終戦に先発登板。7回を7奪三振、3安打、2四球、無失点で9勝目の権利を得て交代したが、9回にタナー・スコット投手が痛恨の同点2ランを被弾し、勝ち星は消えた。
山本は初回にアダメズをスプリットで空振り三振に仕留めるなど、3者凡退で快調な立ち上がり。2回から5回までは四球や単打で出塁を許すも、落ち着いた投球で得点を与えなかった。
6回にはデバースをカットボールで、チャップマンはスプリットで2つの空振り三振を奪い、3者凡退に封じた。7回はイ・ジョンフに二塁打を浴びるも、最後はシュミットからスプリットで見逃し三振を奪い、雄叫びを上げた。91球を投げ、最速96.2マイル(約154.8キロ)を記録。相手打線に三塁を踏ませない好投だった。
8回はベシアが無失点に抑えたが、9回に登板したスコットが誤算だった。9回1死一塁で、代打マトスに2球目のスライダーを右中間へ運ばれ、勝利目前で同点とされた。スコットは7度目のセーブ失敗で、まさかの展開にドジャースのデーブ・ロバーツ監督は呆然。試合は延長に突入となった。