大谷を逃した敵地へ…ド軍放送局の“優越感” ブーイングに皮肉炸裂「彼が欲しかった全員から」

ジャイアンツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ジャイアンツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

マウンドで靴紐を結ぶ最中…大谷翔平へ飛んだブーイング

【MLB】ドジャース 5ー2 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)のジャイアンツ戦に先発登板し、3回を無失点に抑える好投を披露した。オラクルパークでは初の登板で、初回には靴紐を結んだだけで敵軍ファンからブーイングが発生。ドジャースのレジェンドOBは放送席から皮肉交じりに伝えた。

 マウンドにあがると、初回は先頭ヤストレムスキーを98.9マイル(約159.2キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留めると、続くラモスも高めの99.9マイル(約160.8キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留める完璧な立ち上がり。続くデバースはカウント1-2と追い込んだところで、大谷はタイムをかけて靴ひもを結び直し、ジャイアンツファンからブーイングを浴びせられた。

 メジャーでは相手選手がタイムや牽制などで時間を取った際にはブーイングするのが“お約束”。しかし大谷は気にも留めず、直後にスライダーを投じて空振り三振に打ち取り、ジャイアンツファンを黙らせた。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席では、ブーイングが起こった際、解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は「彼のことが欲しかった全員からブーイングだ」と皮肉った。実況のジョー・デービス氏が「じゃあ(他球団ファンも含めた)全員からブーイングですか?」と問うと、ハーシュハイザー氏「彼は小さい市場ではブーイングは受けないよ」と答えた。

 続けてデービス氏は「そうですね。いや、でも、欲しかっのたは欲しかったはずです。払えない額だっただけで。船が欲しいけど現実的じゃない、みたいなね」と話した。

 ジャイアンツは大谷がFAとなった2023年オフに獲得のため接触したとされているが、結局10年7億ドル(約1032億円)でドジャース入りとなった。

(Full-Count編集部)

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