大谷翔平「当たり前じゃない」 31歳で変化する思考…長女との生活、球宴会見一問一答

オールスター前日会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
オールスター前日会見に臨んだドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

WBC出場、HR競争のルール、レッドカーペットは誰と…17分のロング会見

 ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、オールスター戦前日恒例の会見に臨んだ。大谷はファンによる1次投票でリーグ最多396万7668票を獲得し、指名打者として5年連続5度目の先発出場が決定。約17分にも及んだ会見の一問一答は以下の通り。

――二刀流でプレーする中で熱く感じる瞬間。
「マウンドの方がいる時間が長いので、より重要な局面を迎える場面も多いですし、マウンドにいるときの方が熱くなっている瞬間が長いかなと思います」

――凄いと思った選手。
「中継ぎ全体、言えることですけど。ジャック(ドライヤー)、(ベン)カスパリアス選手についてはどこでも投げてくれるし、いつでも抑えてくれるし、チーム全体の中で凄いいい役割を果たしてくれているなと思うので、僕の中ではその2人かなと思います」

――スクバルが対戦したい投手に名前を挙げた。
「出来れば対戦はしたくないですけど、全球種高いクオリティでコントロール良くゾーン内に攻めてくる。負けないように打席の中で準備したい」

――昨年はホームランを打った。
「もちろんホームランを含めて、ヒットも出れば嬉しい。まずは自分のスイングを見せれればいいのかなと」

――レッドカーペットの予定は。
「妻と歩きます」

――2人で?
「はい」

――デコピン、お子さんは来られている?
「そうですね。来てはいます」

――今年もお留守番?
「そうですね。どこかで見るのかなとは思う一緒にはまだ歩けないので」

――ジャイアンツ戦ではボンズ氏が来場。どういう存在か。
「今でも見たりしますし、素晴らしい打者。もちろんバリーボンズ選手だけではないですけど、そういう人を目指してやってきた。そういう人たちの前でプレーできるのも、この場所に来て特別なこと」

――投手としての現状。
「当時は後半からかなと思っていたんですけど、少し早めに短いイニングという感じになった。後半に入ってボリュームを出していければいい働きができるんじゃないかなと」

WBCは「今年が終わった時点で考えればいいのかなと」

――POで二刀流としてプレーするイメージ。WBCについては。
「チーム全体としてポストシーズンを見据えているというのはもちろんなので。チームとしては無理することなくポストシーズンに合わせていっている。投手としてはアプローチしたい。来年の3月については今年が終わった時点で考えればいいのかなと」

――プレッシャーをパフォーマンスに変える工夫は。
「若いころの方がそういうのを感じていた。今は何回も手術したりとか、プレーできるだけでありがたいという気持ちが強い。試合に入る前も終わった後も、無事今日を終えれたということに対してよかったなという気持ちが強い。年齢を重ねるにつれて、そっちの気持ちの方が強い。当り前じゃないのかなという気持ちが強い」

――ホームラン競争。楽しみしていることは。
「対戦するのもそうですけど、クラブハウスを共有することも少ない。選手のことを知るだけでも新しい発見」

――ホームラン競争のルールについて。提案は。
「僕が決めることではないので、スイング数もそうですし、飛距離にフォーカスしても面白いのかなと思います」

――スイングの変化。
「ある程度の角度で打球が上がれば、フェンスを越えるだろうという想定で打席を組み立てている。多少アプローチは変わってきている。いままで二塁打だったようなあたりがホームランになるというイメージで組み立てている」

――自宅ではどのように育児に関わっている。
「基本的には午前中にお風呂に入れたり、帰ってきた後に僕が面倒を見たり、時間帯によってですかね」

――プレーオフでの登板について。
「まずはそこにフォーカスして、ボリュームを出していく。(チームには)たくさんいいピッチャーがいますし、自分を(先発に)選んでもらえるような準備をまずしたいなと思います」

――二刀流が戻ってきて。
「2回目の手術をして、投げれることの嬉しさは感じています」

――父になって、一番いいところは
「家に帰って顔を見るだけで嬉しいですし。それだけで1日やってきたのも、疲れとかもなくなる。それが一番幸せだなと思います」

デコピンの2度目の始球式は「出来ることは増えている」

――日本人としてオールスターでのプレーすること。
「今までプレーしてきた方々のプレーをみて、ここに来てやらせてもらっている。逆に、これから先の子たちの目標になれるように。まずはこういう舞台でのプレーをみせられれば嬉しい」

――メキシコの野球について。エンゼルスでプレーしていた時のギル(コーチ)との思い出を教えてもらえますか?
「WBCでもいい戦いができた。エンゼルス時代もいい時間を築けたと思っている。これから先の野球人生に関しても、影響を受けてプレーしていくんじゃないかなと思います」

――デコピンの始球式は今年もありそう?
「去年ボブルヘッドデーがあったので、今年は分からない。できることはもっと増えているので(笑)」

――二刀流の選手がASに出てきていない。
「個人的に自分以外にみてみたい。何かあれば自分から伝えられることもある。楽しみにしたい」

――モデル界に興味は。
「野球選手として頑張りたい(笑)」

(Full-Count編集部)

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