近江が有馬のサヨナラ打で3回戦進出 2番手・林が6回無失点の快投で勝利呼ぶ
前橋育英は恩田が足つり治療、再開後の初球を打たれてサヨナラ負け
第100回全国高等学校野球選手権記念大会第9日、第3試合は近江(滋賀)が前橋育英(群馬)に4-3、9回サヨナラ勝ちで3回戦に進んだ。
近江は3-3の9回、敵失を足掛かりに無死満塁と絶好機を作り、6番・有馬が初球、前進守備の二塁手左を破る中前適時打を放って大接戦にケリをつけた。前半は1回戦で近大付(南大阪)を完封した前橋育英・恩田の丹念なピッチングに、相手をはるかに上回る安打を放ちながらあと1本が出なかったが、6回に追いついてからは押せ押せムードとなり、結局恩田に12安打を浴びせて力でねじ伏せた。
前橋育英は序盤2回で3安打に四球、スクイズもからめて3点を取って逆転。恩田もよく投げたが、サヨナラ劇の直前に足がつってベンチ裏で治療。試合再開後の初球を叩かれ、143球で力尽きた。
近江は先発・佐合から4回に早くも2番手・林にスイッチ。林は右打者の外角低めに沈むチェンジアップが有効で、前橋育英打線に追加点を許さず。6イニングをわずか2安打、1四球に封じ込んだのが後半の逆転劇につながった。
(Full-Count編集部)