大谷翔平に被弾して「孤立」 敵軍放送局も衝撃…一変した球場、生まれた“異様な光景”

ペラルタのチェンジアップを粉砕…飛距離448フィート
【MLB】ブルワーズ 8ー7 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・ブルワーズ戦で後半戦初アーチとなる33号を放った。逆方向への当たりながら飛距離448フィート(約136.6メートル)を記録した豪快弾に敵軍実況も「この男はユニコーンですね」と驚きを隠せない様子だった。
4点を追う3回、無死一塁で迎えた第2打席で右腕ペラルタが投じた初球のチェンジアップを捉えると、中越えの33号2ラン。11日(同12日)、敵地・ジャイアンツ戦以来となる4試合ぶりの一発は、今季最長タイの飛距離448フィート、打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、角度28度の特大アーチとなった。
スタンドに着弾した打球を見届けると、ブルワーズ側の地元局「ファンデュエルスポーツ・ネットワーク・ウィスコンシン」で実況を務めたジェフ・レバリング氏は「初球のチェンジアップをオオタニは逃しませんでした。この男はユニコーンですね」と称えた。
解説のティム・ディラード氏は「ペラルタはチェンジアップを最近ずっとうまく投げていましたし、今日も良かったんです。しかしながら、今回は真ん中に行ってしまいましたね」と右腕の“失投”を指摘。「5万人がチームのトッププレーヤーに向かって叫んでますね。チームをワールドシリーズに導いたMVP男です。マウンドに立っている男の立場からすると、孤立した島みたいな感覚ですよ。唯一の友人である捕手が登場です」と、LAに大歓声をもたらした大谷とは対照的に、ペラルタが置かれた“状況”を思いやった。
(Full-Count編集部)