大谷翔平の衝撃弾でたまらず“5連投” 独走するMLB史…一振りで生み出した“偉業”

MLB公式のサラ・ラングス記者が紹介
【MLB】ブルワーズ 8ー7 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
お目覚めの一撃で歴史を動かした。ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。0-4で迎えた3回の第2打席でリーグトップに並ぶ33号ソロを放ち、ドジャースとメジャーの歴史に再び名を刻んだ。
相手は前半戦でメジャー最多11勝を挙げた右腕フレディ・ペラルタ。カウント2-1からのチェンジアップを完璧に捉えた打球は、打った瞬間に確信の一発となり、左中間スタンド上段まで運ばれた。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離448フィート(約136.5メートル)、打球角度28度。11日(同12日)以来、4試合ぶりの一発で、年間54本ペースに乗せた。
MLB公式のサラ・ラングス記者は試合直後、自身のX(旧ツイッター)で大谷の記録を“5連投”して次々と紹介。まず挙げたのは、MLB史上「複数回先発した投手のシーズン本塁打数」ランキングで、2021年の大谷(46本)から4位まで全て大谷だと指摘した。
続けて「ショウヘイ・オオタニはドジャースタジアムで通算445フィート以上の本塁打を9本記録。Statcast導入(2015年)以降、同条件で3本以上を放った選手は他にいない」と伝え、移籍2年目で圧倒的な飛距離を誇ることを強調した。さらに、113マイル(約181.8キロ)以上の本塁打は通算53本目で、同システム導入以降、歴代3位に位置することも紹介した。
また、大谷は「ドジャースの開幕99試合での本塁打数」で33本とし、球団史上4位に浮上。1位はデューク・スナイダーの35本(1955年)、2位はコーディ・ベリンジャー(2019年)とゲリー・シェフィールド(2000年)の34本だ。「開幕99試合で1番打者が放った本塁打」でも、2位の27本に6本差をつけて独走している。
投打二刀流でMLBを席巻する大谷は、その一振りで数々の歴史を塗り替え続けている。チームは苦境に立たされているが、頼れるのはやはりこの男のバットだ。
(Full-Count編集部)