大谷翔平が掘り起こした46年ぶり偉業 MLB史上3人目…今後二度と生まれぬ可能性も

35号本塁打を放ち祝福を受けるドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
35号本塁打を放ち祝福を受けるドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

1959年ブリッジズ、1979年ラーチ以来の「初回に被弾&打席で本塁打」

【MLB】ドジャース 5ー2 ツインズ(日本時間22日・ロサンゼルス)

“大谷らしい”記録が誕生した。ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦に「2番・投手」で先発出場。初回の第1打席で今季自身3度目の3戦連発となる35号を放った。敵地放送局によれば、史上3人目の偉業が生まれたという。

 大谷は初回、今季6度目の先発マウンドに上がるも、先頭打者のバイロン・バクストン外野手に被弾。投手復帰後では初の被弾、2023年7月21日(同22日)のパイレーツ戦以来、731日ぶりの被本塁打となった。先頭打者被弾は、2022年8月21日(同22日)の敵地・タイガース戦でライリー・グリーン外野手に打たれて以来、1065日ぶりだ。

 しかし、役者が違った。その裏に無死一塁で打席が回ると、カウント2-1からフェスタが投じた高めのチェンジアップを捉えた。自らの失点を取り返す逆転2ランに本拠地は熱狂と興奮に包まれた。一方でツインズ放送局「Twins.TV Presented by Progressive」では、大谷の記録に注目した。

 同局によると、初回に投手として本塁打を浴び、初回の打席で本塁打を記録したのは大谷を含めてわずか3人。1959年のマーシャル・ブリッジズ(カージナルス)、1979年のランディ・ラーチ(フィリーズ)以来の珍事だったという。ナ・リーグは2022年からDH制度が導入され、投手が打席に立つことはほぼなくなった。そんな中で、“リアル二刀流”に復帰した大谷が、埃にかぶった記録を呼び起こした形となった。

(Full-Count編集部)

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