大谷翔平の申告敬遠は「勝つために」 直後にサヨナラ打も…敵将は言い訳せず「恐れない」

「ルイーズと勝負してアウトを奪うことだった」
【MLB】ドジャース 4ー3 ツインズ(日本時間24日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、本拠地でのツインズ戦に「2番・指名打者」で出場し、5戦連発の37号を放った。1点を追う9回には2死一塁の第5打席では申告敬遠。その後チームはサヨナラ勝ちを収めた。逆転負けを喫したツインズのロコ・バルデリ監督は「球界最高の打者を迎える場面だった」と敬遠理由を明かした。
この日、大谷は初回の第1打席でパダックのカーブを捉えた。打球速度110.3マイル(約177.5キロ)、441フィート(約134.4メートル)の特大弾。また、逆方向となるバックスクリーン左への一発。5試合連発でナ・リーグの本塁打王争いではエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)を抜き、再びリーグ単独トップに浮上していた。
その後は3打席凡退していたが、1点を追う9回2死一塁で申告敬遠。サヨナラの走者として一塁に歩かされた。満塁となり、フリーマンがサヨナラ打。逆転勝利を収めた。
ツインズ側にとっては裏目に出た采配。大谷への敬遠について「同点となる走者が一塁にいて、球界最高の打者を迎える場面だった。最終的に、我々にとっての正解を問われるとするならば、ルイーズと勝負してアウトを奪うことだった」と肩を落とした。
続けて「我々は勝つために試合をしているわけで、決断をすることに対して恐れたりはしない」と言い訳せず。「ジャックスは球界でも屈指の救援投手だから、彼に賭けた。我々が望んだ展開にはならなかったが、すごい試合だった」と話した。
(Full-Count編集部)