大谷翔平らが起こす史上2度目の“異常事態” 31年ぶり…5人が到達「102-34」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

5人の大砲による熱い戦い

 ライバルたちの存在が、タイトル争いをさらに熱く盛り上げている。ドジャースの大谷翔平投手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手、マリナーズのカル・ローリー捕手らが連日、豪快アーチで最多本塁打を巡る競争を繰り広げている。米メディアは、この大混戦がメジャーリーグの歴史で31年ぶり2度目の出来事であると伝えた。

 本塁打王争いはここまで、ア・リーグではローリーが39本を放ち単独トップ。昨年の本塁打王のジャッジが37本で追うという展開だ。ナ・リーグでは5試合連発と量産態勢に入った大谷が37本で1位。ダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレス内野手が36本で追い、さらにフィリーズのカイル・シュワーバー外野手も34本塁打で続いている。

 米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は24日(日本時間25日)、今年の本塁打王レースについて1つのデータを紹介。同社のX(旧ツイッター)に「5人の選手が今年、チーム最初の102試合で34本以上のホームランを記録した。MLBの歴史でこれが起こったのは、1994年が唯一の他の例だ」と投稿した。

 1994年は奇しくも大谷が生まれた年。だが、同年は8月中旬に選手会がストライキを起こしてシーズンが中断。ワールドシリーズも中止になってしまい、最終的にナ・リーグではマット・ウィリアムズ(ジャイアンツ)が112試合で43本塁打、ア・リーグはケン・グリフィーJr.(マリナーズ)が111試合で40本塁打で最多本塁打となった。31年前には思わぬ形で競争は終わってしまったが、今季こそは最後まで熱い戦いを期待したいところだ。

(Full-Count編集部)

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