“奇跡の逆転”連発…高校野球に「涙出そう」 全国に広がった“紙一重の夏”

各地で熱闘
夏の第107回全国高校野球選手権への出場をかけた各都道府県大会の決勝が27日、全国15か所で行われた。このうち10試合が1点差での決着となり、8試合で延長タイブレーク突入、3試合でサヨナラ決着と、紙一重の熱い戦いが繰り広げられた。
1点差で勝負が決まったのは、茨城、栃木、群馬、千葉、石川、愛知、京都、大阪、岡山、長崎の10府県。千葉では、タイブレークの延長10回に八千代松陰が4点を取るも、裏の攻撃で市船橋が5点を取って劇的なサヨナラ勝ち。大阪では、夏に5度の全国制覇を誇る大阪桐蔭を東大阪大柏原が延長の末に破るなど、各地で熱戦が繰り広げられた。
この他、群馬では延長11回で健大高崎が前橋育英にサヨナラ勝ち。愛知では9回1死満塁から東邦が同点に追いつくも、延長11回に豊橋中央が勝ち越して死闘を制した。京都でも昨夏に全国制覇を果たした京都国際が8回に2点差を追いつき、9回にサヨナラ勝ちするなど、紙一重の差で甲子園の切符をつかむチームが相次いだ。
この熱戦にSNSでは「1点差の名ゲーム多すぎる」「スコアまとめるだけで涙出そう。高校野球ですね」「今日の決勝戦は各地で大接戦が続いている」「決勝戦でこれほどの接戦が続出する日は記憶にない」「グラウンド上の悲喜紙一重」と高校野球ファンからも熱い視線が注がれていた。
(Full-Count編集部)