イチロー氏、英語スピーチ成功の裏に弓子夫人「最も力に」 日本語選ばず猛練習…感謝した献身

表彰式典で19分間にわたり英語でスピーチ
アジア選手として初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク州クーパーズタウンで表彰式典に出席。19分間にわたり英語でスピーチを行った。スピーチを終えると「最も力になってくれたのは妻の弓子です」と成功の影に愛妻の存在があったことを明かした。
日米の野球ファンが注目した記念すべき会見。イチロー氏が思いを伝える“道具”に選んだのは英語だった。「うまくは話せませんが米国の言語である英語で話すことで伝わるのではないかと。ものすごく高いハードルでしたが迷いはなかったです」と英語をセレクトした理由を明かした。
日本時間の6時9分に始まったスピーチが終わったのは6時28分。時折日本語を交えつつ、19分間、ほぼ英語でスピーチを成し遂げた。「練習は数えられない。一度やると20分近くかかるので、何回もできない難しさがありました」と苦労を漏らすと、「最も力になってくれたのは妻の弓子です」と本番を迎えるまで支えてくれた妻に感謝した。
スピーチでも「この瞬間(殿堂入り)を達成するために最も頼りにしてきた人は、私にとって最もスペシャルな存在」と話すなど、何度も弓子夫人への思いを口にしたイチロー氏。記念の式典を通して、メジャー生活に寄り添い続けたパートナーに感謝した。
(Full-Count編集部)