関東第一、2年連続で夏の甲子園出場 10度目で悲願の全国制覇へ…岩倉を逆転で下す

甲子園出場を決めてマウンドに駆け寄る関東一高ナイン【写真:加治屋友輝】
甲子園出場を決めてマウンドに駆け寄る関東一高ナイン【写真:加治屋友輝】

坂本が投打に活躍、豪快弾&9回1失点の熱投

 第107回全国高校野球選手権東東京大会は28日、神宮球場で決勝が行われ、関東第一が7-1で岩倉を下し、2年連続10回目の夏の甲子園出場を決めた(春の選抜大会には7回出場)。坂本慎太郎投手(3年)が9回1失点。126球の熱投を見せ、2年連続での聖地切符を引き寄せた。

 関東第一は、1点リードされて迎えた3回、2死二、三塁の好機に2番・入山正也外野手(3年)が右前へ2点適時打を放ち逆転。4回には先発投手でもある3番・坂本が右翼席へソロ本塁打を放ち点差を広げた。8回にも6安打を集中し4点を追加。粘る岩倉を突き放した。

 坂本は9回を投げ8奪三振。7安打5四球も要所を締める投球で相手打線を封じた。小6の時に侍ジャパンU-12代表、中3で同U-15代表に選ばれた逸材。昨夏は2年生ながら「3番・左翼」でチームの全国準Vに貢献。同じく昨年からレギュラーを張る「4番・遊撃」の越後駿祐内野手(3年)とともに、今年のチームをけん引してきた。

 関東一は昨夏、甲子園大会の決勝まで駒を進め、春夏を通じ初の全国制覇にあと1勝と迫ったが、京都国際高に延長10回タイブレークの末1-2で惜敗。岩倉との決勝に勝利した後、主将を務める越後は「このチームで去年の3年生の分まで勝って、絶対に甲子園で優勝したいと思います」とリベンジを誓った。もう一度、深紅の大優勝旗をチーム一丸で奪いにいく。

(Full-Count編集部)

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