大谷との対戦は「ありがたくない」 敵将苦笑い…新人からの変貌「想像できなかった」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

フランコーナ監督「彼のいるチームと戦うときは、ありがたくないね」

【MLB】レッズ ー ドジャース(日本時間29日・シンシナティ)

 レッズのテリー・フランコーナ監督は28日(日本時間29日)、本拠地のドジャース戦前に取材に応じ、ドジャースの大谷翔平投手について語った。「『一世一代の存在』だ。野球界にとっては素晴らしいことだ。ただ、彼のいるチームと戦う時は、ありがたくないね」。苦笑いを交えて語った。

 66歳のフランコーナ監督はフィリーズ、レッドソックス、インディアンス・ガーディアンズで監督を務め、今季からレッズ監督に就任した。ワールドシリーズを2度制覇し、通算2006勝は現役2位、歴代13位の名将だ。

 大谷がメジャーデビューした2018年はインディアンス監督だった。同年は敵地アナハイムでメジャー初本塁打を含む2連発を許し、本拠地クリーブランドでは1試合2発を浴びた。投手としては2021、2022年と2試合で対峙。大谷は1勝0敗、防御率3.72だった。

「年間5、6試合しか対戦がなかったので、よく覚えていないが、彼のツール(能力)ははっきりと見えました。投げたことがあったが、その時は“デッドアーム”(疲労)であまり良くなかった。だから、今やっているようなことは、その頃からは想像できなかった。今は異次元だ。投げて打って、本塁打を打ち、盗塁までする。高校時代にやっていたようなことを今もそのままやっているんだから」

 かつて松坂大輔ら多くの日本人を率いてきた名将も、二刀流・大谷には大絶賛だった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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