大谷翔平が「また格の違いを」 元ハム右腕が語る異次元の調整法「本当に特別だ」

元日本ハム・マルティネスは31日に大谷と投げ合う
【MLB】レッズ ー ドジャース(日本時間29日・シンシナティ)
レッズのニック・マルティネス投手は28日(日本時間29日)、報道陣の取材に応じ、ドジャース・大谷翔平投手について「投げることも打つこともできるというのは本当に驚異的なことだ。マイナーでリハビリ登板をするのではなく、メジャーでリハビリを積んでいる。それもまた彼の格の違いを物語っていると思う。本当に特別な選手だと思う」と語った。
34歳のマルティネスは2018年から日本ハム、2021年はソフトバンクでプレーした。大谷とは入れ違いだったが、かつてNPBでプレーしていたとあって二刀流には注目している。メジャーでリハビリ登板していることについて、「驚きはありません。それだけの実力があるからだ。マイナーに行く必要がないくらい、今すぐメジャーで通用する力を持っている。例え1イニング、2イニング、3イニングしか投げられなくても、彼がいないよりはるかに良い」と目を丸くした。
大谷は指名打者としてリーグトップの38本塁打を放っている。「もしマイナーで調整登板していたら、彼のバットは使えなくなるからね。打つ方でも非常に優れている。本当にすごい選手だ」と語った。
30日(同31日)のドジャース戦で先発する予定で、大谷と投げ合う。「ドジャースと対戦するのはいつも楽しい。オオタニとは同じチームでプレーしたことはないけど、同じチームの一員という感覚があって、彼と対戦するのは毎回楽しみにしてます」と目を輝かせた。
4連勝中のレッズはナ・リーグ中地区3位。ワイルドカード圏内へも1ゲーム差だ。「本当に良い野球ができている。僕たちのスタイルに合った、粘り強くて泥臭い野球をしている。日本の野球に少し似ているかもしれないね。きちんとしたプレーをして、決して諦めないんだ」。2020年以来のポストシーズン進出を目指していく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)