大谷翔平を襲った異変 敵地に出現した“新しいライバル”…山本由伸も苦戦「3回も」

敵地・レッズ戦の初戦に先発した山本由伸「3回も着替えてしまいました」
【MLB】レッズ 5ー2 ドジャース(日本時間31日・シンシナティ)
タオルでは拭いきれない汗が、全てを物語っていた。ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地でのレッズ戦に「2番・投手」で投打同時出場。右臀部の痙攣(けいれん)のため、4回途中5安打2失点で降板した。打者としては最後まで出場したが「昨日今日とちょっと脱水気味ではある」と話すほど、環境の変化に苦しんだ。
3連戦の初戦。球場付近で米記者と遭遇すると、日光に顔をしかめて言った。「ここはすごく暑い。ロサンゼルスに比べて、本当に蒸し暑いからなかなか足が前に出ない」。そう話しながらもリュックにタオルをしまい込み、前向きに球場入り口を探した。
初戦の28日(同29日)に先発した山本由伸投手も、環境と戦っていた。湿度が高く、試合中も汗が止まらない。「メジャーに来て、アンダーシャツを着替えることはなかったんですけど、あの日は3回も着替えてしまいましたね」。7回1失点の裏側には“4枚のアンダーシャツ”の存在があった。
大谷は打席での記憶について「昨日今日は正直あまり覚えていないというか。本当に打席に行って、帰ってケアしてって感じだったので。どういう打席を送れていたかっていうのがあまり記憶にないかなって感じですね」と答えている。
もうすぐ8月が始まる。熱気溢れるゲームの中でも、体調にだけは十分な注意が必要となりそうだ。
(真柴健 / Ken Mashiba)