球団タイ5戦連発の裏で…大谷翔平が味わった“不振” 今季最低の「.826」にあった不運

7月は月間打率.204と大苦戦
ドジャース・大谷翔平投手は今季、5試合連続本塁打を記録するなど、ここまでリーグトップの38本塁打を放っている。一方で打率を見れば、7月開始時点で.287だったのに対し、.269と急降下している。ここでは苦しんだ7月を振り返る。
7月の月間成績は打率.204、9本塁打19打点、OPS.826。19日(同20日)の本拠地・ブルワーズ戦から5戦連発本塁打を放つ一方で、複数安打を放ったのは3日のみ。直近2試合は体調不良の影響もあり10打数無安打5三振と苦戦した。
不運も影響した。本塁打を除くインプレーとなった打球が安打になった割合「BABIP」は.192。この指標は運に左右されやすいとされ、長いスパンで見れば平均値とされる.300に近い数字に収束していくと考えられている。6月までの大谷のBABIPは.322だった。
チームはこの間10勝14敗と負け越し、2位パドレスとのゲーム差を3に詰められている。熾烈な本塁打王争いは2位のフィリーズ・シュワーバーと1本差。二刀流復帰で大忙しの中、後半戦のバットに期待がかかる。
(Full-Count編集部)