大谷翔平、投球に手応え「大きな前進」 復帰後最長4回8K1失点&39号2ラン「打席もよかった」

失点直後には逆転2ラン…ド軍は敗れる
【MLB】カージナルス 5ー3 ドジャース(日本時間7日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのカージナルス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。投げては前回投げ切れなかった4イニングを投げて被安打2、8奪三振1失点で降板。54球を投げ、最速は101.1マイル(約162.7キロ)だった。打っては失点直後に逆転2ランを放ち、メジャー通算1000安打を達成。試合後には「ピッチングで大きな前進があった日かなと思います」と話した。
今季8試合目の先発マウンド。初回から流れに乗った。先頭のドノバンを左飛、2番・ヘレラを中直に抑えると、3番のバールソンは見逃し三振に仕留めた。2回は先頭のヌートバーから空振り三振。ウィンを左飛、ゴーマンからは空振り三振を奪い、リズムに乗った。
3回先頭のウォーカーの当たりが内野へのフライとなったが、二塁手・ロハスが捕球できず。記録は安打が記録された。2死三塁から1番のドノバンに三塁へのセーフティバントを決められて失点を喫した。
それでも、その裏の第2打席では39号逆転2ランを放ち、試合をひっくり返した。バックスクリーン左へ確信のアーチで、飛距離は440フィート(約134.1メートル)を記録。リアル二刀流弾は今季3本目、通算15本目。7月21日(同22日)の本拠地・ツインズ戦以来となった。
「ホームランの打席もよかったと思いますし、バントヒットで(点を)取られましたけど。もう少し咄嗟の判断というか、(構えを見て)際どい所に投げられれば良かった」
4回にはバールソン、ヌートバー、ウィンを空振り三振に仕留め、3回2死から4者連続空振り三振を奪った。5回からはロブレスキが登板。大谷はアウト12個のうち8個を三振で奪う衝撃のピッチングを披露した。「4イニングしっかり投げ切れたのが1番いいことじゃないかなと思うので。次回以降、イニングが伸ばせていけたらいいかなと思いますし、ピッチングの方で特に、大きな前進があった日かなと思います」。54球を投げ、最速は101.1マイル(約162.7キロ)を記録。「全体的なコマンドも良かったですし。真っすぐもよかったですけど、特にスライダー、カーブ、全体的に試しながらいけた」と語った。
この日の投球で防御率は2.37となった。前回登板した敵地・レッズ戦では右臀部を負傷した影響により、4回途中で緊急降板していた。
(Full-Count編集部)