甲子園で「なんか聞き覚えある」 独特すぎる選曲…異色の応援歌に「珍しすぎる」

ローカル色強い応援曲が話題【写真:加治屋友輝】
ローカル色強い応援曲が話題【写真:加治屋友輝】

ローカル色強い応援曲が話題に

 連日の熱戦が繰り広げられている第107回全国高校野球選手権大会で、独特な選曲の応援歌が話題を集めている。8~9日にかけては出場校の地元にちなんだ曲がアルプススタンドに鳴り響き、SNSでは「なんか聞き覚えある」「これは新鮮でいいですね」「選曲素晴らしい」と盛り上がりを見せた。

 甲子園史上最遅の午後7時49分に試合開始となった高知中央(高知)と綾羽(滋賀)の1回戦では、両校のアルプスが地元にちなんだ曲の演奏が相次いだ。綾羽の応援団は、地元の滋賀県に本社を構えるホームセンター「アヤハディオ」の店内BGMを披露。滋賀県で紡績や工業繊維を手がけてきた企業「綾羽」のグループ会社で、当初は同社の草津工場で開校した綾羽高にとっても縁の深い曲だ。さらに滋賀出身の西川貴教さんによるT.M.Revolutionのヒット曲「HOT LIMIT」も披露した。

 対する高知中央の応援団が奏でたのは、童謡「手のひらを太陽に」だった。高知県育ちで、アンパンマンの原作者として有名なやなせたかし氏が作詞した曲だ。夜間に行われた熱戦となったが、ご当地ソングの競演にSNSでも「滋賀県民は全員歌えるご当地ソング」「めっちゃエエセンスしてる!!」「綾羽って、全員滋賀県出身で地元愛溢れる高校よね」「さすが、やなせたかしさんゆかりの地!」「ありそうでなかった」「この選曲は珍しすぎるぞ! ほっこりする」「甲子園は地元を見つめ直す貴重な機会」などと注目を浴びた。

 さらに9日に西日本短大付(福岡)と対戦した弘前学院聖愛(青森)の応援団は、ローカルアイドルグループりんご娘の「だびょん」を演奏。青森県の宮下宗一郎知事も試合終了後、X(旧ツイッター)で弘前学院聖愛の健闘を称えた上で「アルプススタンドの応援もりんご娘の選曲(だびょん)で、弘前らしく、かっこよかった!」とねぎらっていた。

(Full-Count編集部)

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