甲子園で相次ぐ延長戦…14試合中5試合で“9回決着”ならず 大会5日目で異例の事態

5日目にして5度目の延長戦となった甲子園【写真:加治屋友輝】
5日目にして5度目の延長戦となった甲子園【写真:加治屋友輝】

青藍泰斗-佐賀北が9回終わっても決着つかず

 第107回全国高校野球選手権大会で異例の熱戦が続いている。9日に大会5日目を迎えたが、第3試合の青藍泰斗(栃木)-佐賀北が延長に突入。5日目にして5度目の延長戦となった。

 第3試合は青藍泰斗が初回に1点を先制したが、佐賀北が2回に追いつき、3回に逆転。4回にも青藍泰斗が再び逆転に成功したが、その裏、佐賀北が負けじと食らいつき、4-4の同点になった。以降は投手戦が続き、9回になっても決着がつかず。延長タイブレークに突入した。

 10回に佐賀北はタイブレークの無死一、二塁から犠打と申告敬遠で1死満塁のチャンスを作り、最後はスクイズでサヨナラ勝ちを収めた。

 今大会は2日目の第2試合の開星(島根)-宮崎商戦で初の延長戦。5日目のこの日も、第1試合の弘前学院聖愛(青森)-西日本短大付(福岡)で延長戦の末、西日本短大付が勝利を飾っている。

 同大会は昨年から酷暑対策として、最も気温が上がる時間帯を避けるため、「午前の部」(第1、第2試合)と「夕方の部」(第3、第4試合)の2部制が導入された。大会4日目の第4試合の高知中央-綾羽(滋賀)は延長線に突入し、午後10時46分に試合が終了するケースもあった。

(Full-Count編集部)

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