広陵、甲子園出場辞退は9日に決定「SNSで大きな反響」 部長から選手に報告…すでに広島へ出発

広陵の堀校長が会見で辞退に至った背景を説明
第107回全国高校野球選手権大会に出場している広陵(広島)は10日、堀正和校長が兵庫県西宮市内で会見。今大会の出場を辞退すると発表した。選手には9日夜に部長が連絡。この日の午前中のうちに、ナインは甲子園を後にし広島に向けて出発しているという。
悪天候のため4試合の順延が決まったこの日、広陵の堀校長が会見。「SNSなどで大きな反響があり、まだ調査結果が出ていない案件についても誹謗中傷を受けており、大会の運営にも大きな支障をきたしていると考えました。また、本校の生徒も登下校時に誹謗中傷されたり、寮への爆破予告がなされ、辞退に踏み込むことを決定しました」と辞退に至った背景を伝えた。
広陵は9日夜に広島県内で緊急理事会を開いて出場辞退を決定。同校理事の1人である中井哲之監督は決議には加わらなかったという。中井監督については現時点で辞任の発表はないものの「学校の調査が進むまで、当面指導を控える」と説明した。
3年連続で夏の甲子園出場を決めた広陵は7日の旭川志峯(北北海道)との初戦に勝ち、14日に津田学園(三重)との2回戦に臨む予定だった。
(Full-Count編集部)