自己最悪6失点の山本由伸「自分を苦しめた」 厳しい判定に言い訳せず…8敗目を反省

試合後取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:真柴健】
試合後取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:真柴健】

トラウトに適時打も「思い切って投げていた」

【MLB】エンゼルス 7ー4 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)

 ドジャースの山本由伸投手が11日(日本時間12日)、敵地でのエンゼルス戦に先発登板し、5回途中6安打6失点で8敗目を喫した。6失点はキャリアワースト。試合後、「すごく悪かったわけではないんですけど、少しずつのズレがどんどん自分を苦しめていたかなと思います」と肩を落とした。

 まさかの立ち上がりだった。初回先頭のネトに初球の直球を捉えられると打球は右中間スタンドへ。いきなり18号先制ソロを浴びた。その後は2番・シャヌエルを中飛に抑えるも、直後に2者連続四球を許した。1死一、二塁から5番・モンカダに右前適時打を浴び、2点目を失った。

 2回は立ち直り、2者連続三振を奪った。2死から四球を許すも、盗塁を狙ったネトを二塁でアウトにするなど、冷静さが際立った。3回にも1つ四球を許すも無失点。4回は2三振を含む3者凡退で凌いだ。

 しかし、5回に突如の“乱調”だった。先頭のテオドシオに右安打、続くネトに左安打を浴びると、シャヌエルには死球を与えて無死満塁に。トラウトに右前2点適時打を許して追加点を失った。その後も失点を重ねて、自己ワーストの6失点となったところでマウンドを降りた。

 トラウトとの対戦前には投手コーチとナインがマウンドに集まった。「一度タイムをとって、しっかり話し合って向かっていけたので、そこは頭の中もしっかり整理されていましたし、思い切って投げていたと思います」と振り返った。チームは8回に大谷翔平投手のソロ、マックス・マンシー内野手の3ランで3点差まで迫ったが、あと1歩及ばなかった。

 この日、厳しい判定にも苦しんだ。「ちょっと映像は確認できていないんですけど、ジャッジがどうだからっていうのはないですし、いつも通りストライクゾーンめがけて投げていきます」と言い訳にせず。「リズムを掴み切る前に、失点を重ねてしまった」と肩を落とした。

(Full-Count編集部)

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