大谷HRボールを「売っちゃっても」 フリーターはキープ宣言も…母親が売却示唆

「もし値段がそれなりなら売ってもいいんじゃないかしら」
【MLB】エンゼルス 7ー4 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地のエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、8回に3試合連発となる42号を放った。エンゼルスタジアムでは移籍後初本塁打。このホームランボールを見事にキャッチしたのが「今ちょうど仕事を探しているところ」というフリーターのジョーイ・ララくんだ。
7点ビハインドの8回1死、大谷の42号が満員で埋まった右翼スタンド最前列へ飛び込んだ。ジョーイくんは「たくさんの人が手に入れようとしていた。僕が見つけたんだけど、他のみんなは間違った場所を探していたんだ」と“してやったり”だった。
ジョーイくんの母親も大興奮だった。「ねぇ、ちょっと聞いてよ! 今日彼の誕生日なのよ」と打ち明けると、ジョーイくんも笑顔。「今日20歳になったんだ。彼のプレーを見るのが好きなんだ。たくさんホームランを打つよね。ホームランボールをキャッチできるシートに座るのはこれが初めて。ボールをキャッチできて、僕はただ運がいいだけさ」と笑った。
念願の大谷のHRキャッチ。「ボールはキープするつもりだよ。いい思い出だからね」とジョーイくんはキープを宣言したが、母親が「もし値段がそれなりなら売っちゃってもいいんじゃないかしら」とボール売却プランを提案。ジョーイくんは「もしかしたら売るかもしれないね」と苦笑いを浮かべていた。
大谷のホームランボールを巡って家族会議となりそうだ。
(Full-Count編集部)