大谷翔平、理解不能な「8-17-43」達成 ルースすら一度だけ…MLB150年史の“頂点”

初回の第1打席でヘンドリクスから三塁打
【MLB】エンゼルス 6ー5 ドジャース(日本時間14日・アナハイム)
また偉業を達成した。ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。マウンドに上がる前に初回表、第1打席で右翼線に三塁打を放った。カナダメディア「スタッツ・センター」によると、“伝説打者”たちを合計してどうにかたどり着く領域を、一人で複数回達成したようだ。
見せ場はいきなりやってきた。初回無死、技巧派ヘンドリックスの甘く入ったチェンジアップを振り抜き、打球速度107.2マイル(約172.5キロ)で右翼線へ運んだ。快足を飛ばして三塁に到達。今季最長の12試合連続安打とした。さらに、続くベッツの左前適時打で先制のホームを踏んだ。
「スタッツ・センター」は自社X(旧ツイッター)を更新。「通算で『三塁打8本以上、盗塁17以上、本塁打43本以上』を記録したシーズン数」の選手を紹介し、「3回:ショウヘイ・オオタニ(2021年、2023年、そして本日のエンゼルス戦での三塁打により2025年) 3回:MLB史上その他の選手数の合計:ウィリー・メイズ(1955年、1964年の2回)、ベーブ・ルース(1921年)、ルー・ゲーリッグ(1931年)」と綴った。
40本塁打以上を打つパワー、三塁打と盗塁を積み重ねるスピードを持った選手だけが到達できる偉業。メイズ、ルース、ゲーリッグは言わずと知れた殿堂入り選手で、MLB史における“GOAT”だ。歴代最高の5ツール・プレーヤーと言われたメイズすらも2回のなか、早くも歴代最多を更新。またしても歴史を塗り替えてみせた。
(Full-Count編集部)