大谷翔平、5回途中4失点で降板 735日ぶり白星ならず…トラウトは2連続Kで“圧倒”

大谷翔平が5回途中で降板…白星ならず
【MLB】エンゼルス ー ドジャース(日本時間14日・アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、敵地でのエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発登板し、5回途中5安打4失点で降板した。この日の試合前にはデーブ・ロバーツ監督が登板を「5回」と示唆していたが、届かなかった。球数は80球で7三振を奪う投球だった。
かつて躍動したマウンドに、ユニホームの色を変えて大谷は戻ってきた。古巣を相手にアナハイムのマウンドで対峙した。エンゼルス在籍時代の2023年8月9日ジャイアンツ戦以来、735日ぶりの白星を狙ったマウンドだったが、届かなかった。
マウンドに登場した瞬間から、ユニホームには土がついていた。初回先頭で打席に立つと、右翼線に三塁打を放ち、三塁ベースにスライディングを決めた。ドジャースはこの日の試合前時点でパドレスに勝率を抜かれ、2位に落ちた。救援陣に故障者が相次ぐなど、試合前時点で3連敗中とあり、大谷は勝利を目指して懸命にバットを振った。
初回の三塁打で今季自己最長の12試合連続安打を記録。土に塗れたユニホームで、アナハイムのマウンドに登場した。初回は先頭のネトを空振り三振、続くシャヌエルを二ゴロに打ち取り、3番のトラウトはカウント3-2から変化球で見逃し三振に仕留めた。
だが、2回に捕まった。ウォードに右中間本塁打を浴びると、続くモンカダにも二塁打を浴び、その後は犠牲フライを打たれて2点目を失った。3回は2三振を奪い、3者凡退に抑えてリズムに乗った。4回は先頭で迎えたトラウトを外角低め101マイルの直球で見逃し三振に仕留めると、場内は騒然となった。
勝ち投手の権利を目前に降板。5回には3本の安打を浴びて2点を失った。ロバーツ監督がマウンドに向かうと、大谷はそっとボールを手渡してマウンドを降りた。
大谷は投手として試合前時点で今季8試合に登板して0勝0敗、防御率2.37の成績を残していた。前回登板した6日(同7日)のカージナルス戦では4回2安打1失点。54球で8三振を奪う快投を見せていた。ドジャースは今季のエンゼルス戦5試合全てで敗れているだけに、今季“初勝利”を目指すマウンドだった。
(Full-Count編集部)