“二刀流”大谷翔平に「いい思い出ない」 敵将が最大級警戒「対策立てるの難しい」

試合前、取材に対応したエンゼルスのレイ・モンゴメリー監督代行【写真:真柴健】
試合前、取材に対応したエンゼルスのレイ・モンゴメリー監督代行【写真:真柴健】

モンゴメリー監督代行「(勝ちたい)欲望は変わらない」

【MLB】エンゼルス ー ドジャース(日本時間14日・アナハイム)

 ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われるエンゼルス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場する。エンゼルスのレイ・モンゴメリー監督代行は最大級の警戒をした。

 大谷との対戦を前に、「(選手たちは大谷)以外の選手と対戦するときと、同じような心境か分からない。(大谷は)他の選手ができないことをできると証明したからね。才能に溢れていて、唯一無二の選手だ。でも、準備、競争心、(勝ちたいという)欲望は(いつもと)変わらない」と語る。投手としての印象には「うーん。彼がやること全てにおいて、いい思い出がない」と“お手上げ”の様子。「対策を立てるのは難しいからね」と苦笑いだった。

 2022、2023年はエンゼルスでコーチとして選手の大谷を見てきた。「幸運なことに何年も近くで、彼の準備を目撃することができた。準備がより入念になったかは分からないけど、うちの選手は(大谷が準備に余念がないことを)知っているし、どういう戦いになるか理解している」と敬意を表しつつ、「このシリーズで登板した2投手(山本、シーハン)も(大谷と)同じくらい才能がある選手だったし、彼らも私たちと同じくらい準備をしていた」と話した。

 また大谷の凄さについて聞かれると「まずは身体能力。大きくて、強い。そして、武器となる球種が複数ある。しかも、その全てを使ってくる上に、打者の癖やスイングなどを調べている。試合中に気が付いたことも利用してくる。準備の面で見逃していることはない」と賛辞を惜しまなかった。

 チームは2連勝と最高の状態で大谷を迎え撃つ。「シリーズを勝ち越せるのはいつだってグレートだ。(エンゼルスが2連勝しているといことは)間違いなくショウヘイにとってもモチベーションになるだろう。彼が以前ここにいたから知っているけど、チームが調子を落としていてマウンドにいる時、1人でなんとかしようとしていた。だから(攻略の)チャンスはあった。(何とかしようと)やりすぎて、早めに降板してくれることを願っている」と青写真を描いた。

(Full-Count編集部)

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