世田谷西が“年間3冠”へあと2勝 2年生軍団の多摩川が衝撃の圧勝…ジャイアンツ杯4強決定

6回に適時打で生還した世田谷西シニア・川村亮惺【写真:磯田健太郎】
6回に適時打で生還した世田谷西シニア・川村亮惺【写真:磯田健太郎】

世田谷西シニアは3点差を逆転勝ち…2年ぶり4度目優勝へ着々

 中学硬式野球の日本一を決める「第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」は14日、東京・大田スタジアム、ジャイアンツタウンスタジアムで準々決勝が行われ、2年ぶり4度目の優勝を狙う世田谷西リトルシニア(東京)、初出場の“2年生チーム”多摩川ボーイズ(ジャイアンツ U15 ジュニアユース、東京)などが勝ち上がった。準決勝は16日に大田スタジアムで行われる。

 世田谷西は、北摂リトルシニア(大阪)に7-4で逆転勝ちした。3点を追う5回2死から死球を挟んで4連打。6番・浅田宋次朗が中越え2点三塁打を放つなど4点を挙げて逆転し、6回にも2点を加えて振り切った。世田谷西は今年、シニアの全国選抜大会、日本選手権で優勝しており、ジャイアンツカップを制すれば“年間3冠”となる。

 昨年発足したばかりの多摩川ボーイズは17-1で愛知尾州ボーイズに圧勝した。4回に小池樹里の2ランで先制。1点リードで迎えた7回に13安打を集中して一気に15点を奪った。2年生軍団の快進撃が続いている。

 中野リトルシニア(長野)はフレッシュ福岡ウイングスに4-0で快勝した。3回までに4点を奪って主導権を握り、エースの出川新大が5回を3安打無四球無失点の好投。投打がかみ合って初の4強入りを決めた。旭川大雪ボーイズ(北海道)は兵庫伊丹ヤングに2-1でサヨナラ勝ち。こちらも初のベスト4進出となった。

 16日の準決勝は多摩川ボーイズ対旭川大雪ボーイズ、世田谷西リトルシニア対中野リトルシニアの顔合わせとなった。

■試合結果
◎2回戦(13日)
多摩川ボーイズ(東京) 8-1 武蔵嵐山ボーイズ(埼玉)
愛知尾州ボーイズ(愛知) 3-2 取手リトルシニア(茨城)
旭川大雪ボーイズ(北海道) 8-0 仙台太白リトルシニア(宮城)
兵庫伊丹ヤング(兵庫) 3-2 佐倉リトルシニア(千葉)
北摂リトルシニア(大阪) 8-7 ポニー佐賀ビクトリー(佐賀)
世田谷西リトルシニア(東京) 6-0 八幡南ボーイズ(福岡)
中野リトルシニア(長野) 4-0 湖南ボーイズ(滋賀)
フレッシュ福岡ウイングス(福岡) 1-0 富士見リトルシニア(埼玉)

◎準々決勝(14日)
多摩川ボーイズ 17-1 愛知尾州ボーイズ
旭川大雪ボーイズ 2-1 兵庫伊丹ヤング
世田谷西リトルシニア 7-4 北摂リトルシニア
中野リトルシニア 4-0 フレッシュ福岡ウイングス

(First-Pitch編集部)

少年野球指導の「今」を知りたい 指導者や保護者に役立つ情報は「First-Pitch」へ

 球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。

■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY