甲子園中継でネット騒然「感動して泣きそう」 初出場校のエースが“再現”「胸熱すぎる」

聖隷クリストファー・高部陸【写真:加治屋友輝】
聖隷クリストファー・高部陸【写真:加治屋友輝】

「ダイヤのA」の主人公・沢村栄純を彷彿とさせるシーン

 第107回全国高校野球選手権は15日に第10日目が行われ、第2試合で初出場の聖隷クリストファー(静岡)は1-2で西日本短大付(福岡)に惜敗した。手に汗握る好ゲームが展開される中、「感動して泣きそう」「胸熱すぎる」とマウンド上で広がった光景が話題を呼んでいる。

“主役”となったのは、聖隷クリストファーの2年生エース・高部陸投手だ。春夏通じて初の甲子園出場となったチームを予選から牽引し、1回戦は明秀日立(茨城)に9回1失点で完投して同校に初勝利をもたらした。この日は3回、先頭に三塁打を許すと、ニゴロの間に先取点を奪われ、続く打者にも安打を浴びた。嫌な流れが漂ったその時だった。

 高部はマウンドに駆け寄った武智遥士捕手と会話を交わすと、くるっとバックスクリーン側に振り向き、両手を広げながら大声を上げた。BS朝日の中継ではアナウンサーが思わず笑ってしまった光景。高部は予選でもピンチの時に明るく同じポーズを見せていたが、人気野球漫画「ダイヤのA」のファンにとっては“既視感”のあるシーンだった。

 同作の主人公は高部と同じ左腕の沢村栄純。マウンドに上がると「ガンガン打たせていくんで バックのみなさんよろしくお願いします!!」と同じようなポーズで鼓舞するのがお決まりだった。「ダイヤのA」も高校野球を題材にした作品で、気づいたファンからは「沢村栄純すぎて泣いた」「リアル沢村栄純が現れる日が来るとは……!」「また甲子園に帰ってきてくれ」「すごい涙出てきた」「主人公すぎて眩しかった」とコメントが寄せられた。

マウンドでポーズを見せる高部陸【写真:加治屋友輝】
マウンドでポーズを見せる高部陸【写真:加治屋友輝】

 高部はその後、1-1の8回に勝ち越し点を許してチームも敗れたものの、8回で11安打を浴びながら2失点、9奪三振、116球の力投を見せた。3年生になる来年、さらなる飛躍を遂げるか注目したい。

【実際の様子】「沢村栄純すぎて泣いた」 聖隷クリストファー・高部が見せた“名シーン”

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