横浜、サヨナラ負けで春夏連覇ならず 延長11回力尽き涙止まらず…県岐阜商に敗れる

県岐阜商に敗れた横浜ナイン【写真:加治屋友輝】
県岐阜商に敗れた横浜ナイン【写真:加治屋友輝】

県岐阜商は甲子園91勝に

 第107回全国高校野球選手権は19日、大会第13日が行われ、第3試合で県岐阜商と横浜が対戦。県岐阜商が延長タイブレークの末に8-7でサヨナラ勝ちし、横浜の27年ぶりの春夏連覇を阻んだ。

 4度目の登板となった横浜・織田翔希投手(2年)は初回から先制を許し、さらに1点を追加された4回途中に51球、2失点で降板。山脇悠陽投手(3年)が登板したが、勢いに乗る県岐阜商の打線を止めることができず、5回まで4点を失う苦しい展開となった。

 しかし、横浜は4点差の6回に反撃。1死満塁で小野舜友内野手(2年)の打球は二ゴロで併殺と思われたが、一塁手の足がわずかに離れて小野はセーフに。この間に三走が生還し、一塁からのバックホームで本塁が不在となっており、二走も一気に生還。さらに池田聖摩内野手(2年)の適時打で1点差に迫った。

 横浜は1点差の8回、県岐阜商の守備が乱れる間に同点とした。9回に1死二、三塁のピンチを内野5人のシフトなどで凌ぐと、延長タイブレークの10回に敵失や阿部葉太外野手(3年)の適時打で3点を勝ち越した。しかし直後に県岐阜商に連打を浴びて同点とされると、延長11回2死一、三塁で県岐阜商の坂口路歩内野手(3年)に左前サヨナラ打を浴びて力尽きた。

 松坂大輔を擁した1998年以来の春夏連覇を目指して臨んだ横浜。古豪・県岐阜商の16安打の猛攻を凌ぎ切れず、ベスト8で散った。

【実際の様子】サヨナラ打を浴び… 崩れ落ちる横浜ナイン

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