大谷翔平、10月に“救援起用案”が浮上か ロバーツ監督言及、複雑に絡み合う条件

ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】
ドジャース・大谷翔平【写真:イワモトアキト】

ブライアー投手コーチが米番組で言及

【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間21日・デンバー)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は20日(日本時間21日)、敵地でのロッキーズ戦前に取材に応じ、大谷翔平投手のポストシーズンでの“抑え起用”について「球団内部で選択肢を探っている。彼の状態次第という部分もある」と語った。

 会見では報道陣が、プライアー投手コーチが米ポッドキャスト番組に出演した際、大谷を救援投手として起用する可能性について話をした件についてロバーツ監督にコメントを求めた。指揮官は「ルールを考慮すると、唯一理にかなうのは、抑え投手として試合を締めることになる場面だけだろう。先発投手陣の状況だったり、彼の状態次第という部分もある。なぜなら、これは異なる役割だから。週1度投げるのとは起用法が異なる」と見解を述べた。

 続けて報道陣から、大谷は先発投手としての調整において厳格な管理を行っているため、抑え投手としての起用についての懸念はあるか問われると「今日この時点では、確かにある。しかしながら、もしそれに向けて準備をすることになる場合、私としては今よりいい感触を得るだろう」と抑え起用の懸念は少なくなりつつあると語った。

「しかしながら現状では、私は彼のことを先発投手として見ている。そして試合の最初の5~6回を投げてもらえる方が、おそらく我々にとって絶好の勝つチャンスがうまれるだろう」とチーム状況的にも先発での起用が中心になっていくことを強調した。

 この日、大谷は「1番・投手兼指名打者」で先発出場。ロバーツ監督は「今日の登板は5回まで」と話し、10試合目の先発マウンドでド軍での“初勝利”を目指すこととなる。投手として試合前時点で今季9試合に登板して0勝0敗、防御率3.47の成績を残していた。前回登板した13日(同14日)のエンゼルス戦では4回1/3を投げて5安打7奪三振4失点。復帰後最多の80球を投げ5回のマウンドに上がるも勝ち星を逃していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY