「高校野球の全てが詰まってる」“感動の光景” 延長10回表の直後…X注目「アオハルじゃん」

県岐阜商戦で決勝打を放った日大三・近藤優樹【写真:加治屋友輝】
県岐阜商戦で決勝打を放った日大三・近藤優樹【写真:加治屋友輝】

日大三・近藤優樹は8回に同点打…延長10回に勝ち越し打

 エース同士が分かち合った“空間”だった。第107回全国高校野球選手権大会は21日、準決勝の第1試合で日大三(西東京)が県岐阜商に延長タイブレークの末に勝利した。決勝打を放ったのはエースの近藤優樹投手(3年)。イニングを終えた直後、相手エースとのやり取りが「高校野球の全てが詰まってる」「泣ける」と感動を呼んでいる。

 近藤は1-1の4回途中から登板。5回に勝ち越し点を奪われるも、8回には1死一、二塁から自らのバットで同点打を放った。そして延長10回、1死二、三塁では際どいコースをカットしながらも、終始打席では笑顔。18.44メートル先にいた県岐阜商のエース・柴田蒼亮投手(2年)もニコっとしていた。最後は技ありの一打で近藤に軍配。その裏も3人で抑えた。

 ファンが注目したのは延長10回表のイニング終了後だった。日大三が2点を取ってイニングを終えると、近藤と柴田が話す場面が中継に映っていた。近藤は試合後、「10回表が終わって向こう(柴田)もこっちを向いて笑顔だったので『ナイスピッチ』と言ったりしました」と舞台裏を明かしている。

 敵同士であっても、試合中に讃え合うスポーツマンシップに溢れた“光景”にファンも感動を隠せなかった。「このシーン、よかった」「本当に笑顔が多くて好き」「素敵すぎる」「泣けちゃう」「アオハルじゃん」「なんて清々しいチーム!」などと称賛の声が送られた。

【実際の様子】「素敵すぎる」 延長10回直後…近藤優樹が柴田蒼亮にかけた“言葉”

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY