4回5失点KO…大谷翔平は筋肉が「こわばった」 大差で無理させず、指揮官が降板理由を説明

試合後に取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】
試合後に取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:上野明洸】

22日は休養日…「父親リスト」入り以降では初

【MLB】ロッキーズ 8ー3 ドジャース(日本時間21日・デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。今季10度目のマウンドは、4回で66球を投げて9安打3奪三振5失点で降板し、今季初黒星を喫した。試合後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は、大谷の交代理由を明かした。

 初回先頭の第1打席で二塁打を放つも、後続が続かず無得点に終わった。その後、マウンドに上がり3者凡退に封じたが、2回に2失点。3回はゼロに抑えるも、4回に連打を浴び、守備が乱れる間に3点目を失った。続くモニアック、ドイルに連打を許し、続くアルシアの痛烈な打球は大谷の右脚を直撃して内野安打。大谷は痛そうな様子で足を引きずり場内は騒然となった。

 その後トレーナーらが駆け付けたが、大谷は投球練習で状態を確認して続投。しかし、右前適時打を許して5点目を許すと、マウンドでは膝に手をついてうなだれた。想定していた5イニングを投げることなく降板。被安打9本は2021年9月10日(同11日)のアストロズ戦に並び、自己ワーストタイだった。試合後、ロバーツ監督は「今日はショウヘイのベストではなかった。速球はいつもと比べて良くなかったし、変化球もキレがなかった。カットボールも同じ。今日は彼の日じゃなかった」と肩を落とした。

 また、大谷を交代させた理由について指揮官は「スコアが少し(離れたのと)、そして(筋肉が)こわばったのが大部分だ」とした。また、大谷の患部の状態については「腫れていた」としつつも「幸運にも膝ではなく、もも(大腿)だった」とし、少し安堵していた。

 一方で、「でも、もろに(打球が)当たったので、現在は治療を受けている。試合が進むにつれて、もっと(筋肉が)こわばると思った」とし、無理させない意向とした。大谷は明日21日(同22日)は休養日になることを指揮官が説明しており、真美子夫人の第1子出産のため「父親リスト」以降では初の休みとなる。休養期間を経て、状態の回復を待ちたいところだ。

(Full-Count編集部)

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