甲子園を去り…ファンの間でロス続出「好きやった」 鳴り響いた1曲を「もう聴けない」

応援に駆け付けた山梨学院スタンド【写真:加治屋友輝】
応援に駆け付けた山梨学院スタンド【写真:加治屋友輝】

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」が今大会の“トレンド”に

 聖地を彩った重厚すぎるメロディーに称賛が送られた。第107回全国高校野球選手権大会は21日に準決勝が行われ、山梨学院は4-5で沖縄尚学に惜敗。山梨県勢初の夏制覇とはならなかった。ナインと同時に今夏はアルプス席も話題に。中でも「迫力あるなあ」「もう聴けない」とファンが注目したのは、“歴史的名曲”だった。

 大迫力の演奏だった。山梨学院の応援団は様々な楽曲で選手にエールを送ったが、印象的だったのはドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」だ。クラシックの名曲として知られる重厚感ある音楽は、2022年夏に出場した国学院栃木が演奏して話題を呼び、今大会では西日本短大付(福岡)と東海大熊本星翔などでも採用された。

 この日の山梨学院の攻撃では、チャンスの場面やエース・菰田陽生投手(2年)の打席などで「新世界」が鳴り響いた。大会序盤から注目を集め、「新世界」が演奏されると得点シーンがよく生まれた。そして準決勝ともなると、アルプス席の応援団は“満員”。これまで以上に大音量の演奏が聴こえてきた。

 素晴らしい応援に「山梨学院の新世界、圧力あって好きやった」「めっちゃ良い」「山梨学院のドヴォルザーク好きすぎる」「山梨学院の新世界よりは怖いよね。圧をかけてくる応援」「山梨学院の新世界好き」「山梨学院の新世界くそかっこい」と感動の声が寄せられた。また、「新世界がもう聴けない、寂しい」「また聴きたかった」と早くも“ロス”になったファンも少なくないようだ。

【実際の様子】「圧力あって好き」「もう聴けない」 重厚感溢れる山梨学院の「新世界」

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