学校側がまさかの悲鳴「断るのが大変」 応援希望が殺到…甲子園決勝で“異例の熱気”

甲子園決勝を前に両校に多くの応援が駆け付けた
白熱する試合を後押しする心強い味方が駆け付けている第107回全国高校野球選手権は23日、決勝戦が行われ沖縄尚学と日大三(西東京)と対戦。沖縄尚学は初、日大三は14年ぶりの優勝を目指す。両軍アルプスは試合前から熱気に溢れていた。
沖縄では異例の対応が行われた。沖縄尚学の躍進によって、大勢の人が応援に訪れることを予想し、那覇国際空港-関西国際空港間の臨時便が追加された。学校側は約3000枚のチケットを用意していたが、それを上回り、4000人以上から連絡が来たという。
これには多和田真先生も「増便していただいたのはありがたいけど、チケットの用意が足りなくて。断るのが大変でした」と汗を拭った。小川橋豪先生は「こちらからしたら考えられないですよね」と驚きを隠せない様子だった。
一方の日大三アルプスも満員状態だった。新幹線で100人の生徒が京都に前泊。夏期講習中で準々決勝は17人、準決勝は12人のみの応援だったが、決勝は日程が1日ずれて土曜日になったこともあり、多くの生徒が駆けつけた。自力でチケットを取った生徒も中にはいるという。
22日の記者会見で小池百合子東京都知事が応援に駆けつけるとコメント。これには山崎明彦先生も「ニュースで見た程度ですが、驚きですね。ありがたいです」と笑顔。部員からも「嬉しいです」との声が上がっていた。大応援団の力で、試合前から甲子園のボルテージはマックスだ。