甲子園決勝で思わぬ“余波”「感動しすぎて午後予定が…」 熱戦に感謝殺到「ありがとう」

第107回全国高校野球選手権大会
接戦に惜しみない拍手が送られた。第107回全国高校野球選手権大会は23日に決勝戦を迎え、沖縄尚学が日大三(西東京)に3-1で勝利し、同校初の頂点に立った。最後まで1点を争う好ゲームに「最高の決勝をありがとう」「感動しました」とファンの心を動かした。
沖縄尚学は初回に1点先制されるも、直後の2回に同点とし、6回には2死二塁で4番・宜野座恵夢捕手(3年)の左前適時打で勝ち越しに成功した。1点差のゲームは8回、再び宜野座の適時二塁打で3-1となった。最後は同点の走者を背負ったものの、末吉良丞投手(2年)が凌ぎ切った。
沖縄尚学は1999年、2008年に選抜を制しているが、夏の甲子園優勝は初めて。沖縄県勢では島袋洋奨投手を擁した興南が春夏連覇した2010年以来2度目の夏優勝となった。
甲子園決勝は過去、準決勝までの激闘が影響してかスコアに差がつくことも少なくない。しかし、今大会は手に汗握る展開となり、最後の最後まで分からない試合だった。改めて好ゲームを演じた両校ナインに「感動をありがとう」「涙しかない」「感動しすぎて午後予定がこなせん」「本当に素晴らしい試合でした」と感謝の声が殺到した。