甲子園閉会式…相手指揮官へ粋な対応「素敵すぎる」　称え合う光景が「ほっこりする」

敗れても称えあう…閉会式の一幕が話題

　第107回全国高校野球選手権大会は23日に決勝戦を迎え、沖縄尚学が日大三（西東京）に3-1で勝利し、同校として初、沖縄県勢として15年ぶりの頂点に立った。閉会式で見られた両校の心温まる場面が話題を集めている。

　沖縄尚学は初回に1点先制されるも、直後の2回に同点とし、6回には2死二塁で4番・宜野座恵夢捕手（3年）の左前適時打で勝ち越しに成功した。1点差のゲームは8回、再び宜野座の適時二塁打で3-1となった。最後は同点の走者を背負ったものの、末吉良丞投手（2年）が凌ぎ切った。

　そんな中、閉会式での一幕が注目を浴びている。深紅の大優勝旗を手にした沖縄尚学の選手たちと敗れた日大三の三木有造監督が近づくと、優勝旗の旗棒部分を三木監督が少しだけ持たせてもらい、互いの健闘を称えあう場面があった。

　このやりとりにSNSでは「素敵過ぎる」「なんか良いね」「三木監督おちゃめwwww」「ほっこりする」「こういうところ好きですよ」「1度くらい持ってみたい気持ちも分かる」などのコメントが見られた。試合後の選手同士の抱擁や甲子園を一周したウェーブなど、戦い終えて互いを称える両校関係者の姿勢に、SNSでも感動の声が多く上がっていた。