二刀流・大谷が復帰も「リスク犯すな」 ド軍へ鳴らす警鐘…TV司会者が指摘した“4/8”

MLBネットワークで二刀流・大谷の起用法が話題に
ドジャース・大谷翔平投手の投打の起用法が議論になっている。引き金となったのは20日(日本時間21日)の敵地・ロッキーズ戦。4回9安打5失点で今季初黒星を喫しただけでなく、4回の投球中に痛烈なライナーを右足に受けて周囲を心配させた。MLBネットワークの名物司会者ブライアン・ケニー氏は「MLB Now」に出演し、「彼が投げたいなら1、2回投げさせればいい」と訴えた。
投打で圧倒的なパフォーマンスを見せるのは確かだが、何よりも避けないといけないのが負傷離脱。ケニー氏は「無茶だ」として通常の80、90球を投げる先発投手としての起用に疑問符をつけた。ケニー氏は「彼が負傷したらリーグトップの打者を失うんだから。そのリスクを犯してはならない」と語気を強めた。
通算1284安打、170本塁打をマークした解説者のケビン・ミラー氏は「ショウへイ・オオタニには投打二刀流をやってもらうために10億ドル近くを払っている。健康なら徐々に長いイニングを投げてもらっても問題ない」と現在の起用法に肯定的だが、名物司会者は二刀流としてプレーすることの難しさを指摘した。
「4/8。彼はメジャーでの8年間のうち4年間を、投手としては失っているんです。彼そのものを失う可能性があるんですよ。攻撃面での怪物を守らなくてはいけません。昨年は盗塁でリーグ屈指だった。今は違う。投手をやっているからです。チームには十分に投手がいる。彼が投げたいなら1-2回投げさせればいい。初回無失点なら貴重です。それが終わったら降板させて打者だけやらせればいい」
ドジャースの、先発投手&指名打者の起用方針は変わらないだろうが、さまざまな起用法を模索できるのも二刀流・大谷ならではと言える。
(Full-Count編集部)