大谷翔平に45号献上…敵地放送局の“失意” 頭を抱えた1球、被弾直後に流れた14秒の沈黙

パドレス戦で45号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:アフロ】
パドレス戦で45号本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:アフロ】

パドレス放送局「オオタニは今シリーズ初安打をマークしました」

【MLB】ドジャース 8-2 パドレス(日本時間25日・サンディエゴ)

 ドジャース・大谷翔平投手は24日(日本時間25日)、敵地でのパドレス戦に「1番・指名打者」で出場。9回の第5打席で松井裕樹投手から45号ソロを放った。3連戦の最終打席で飛び出した“初安打”。敵地実況は被弾を見届けると、思わず沈黙。そして、バッテリーの“選択”を悔やんだ。

 大谷は9回1死走者なしの第5打席、松井の94.1マイル(約151.4キロ)のフォーシームを捉え、打球速度108.9マイル(約175.3キロ)、飛距離409フィート(約124.7メートル)、角度28度の一発を右翼席へ運んだ。12打席ぶりのヒットが豪快な一発。試合を決定づけた。

 大谷に被弾後、パドレス放送局「Padres.TV」の実況ドン・オーシロ氏は「センター奥深くへ打球が上がった。オオタニの45号です」と淡々と伝え、その後は14秒間の沈黙した。

 また、解説のトニー・グウィンJr.氏は「パドレスは今シリーズ通じてオオタニに対して高めの球を投げ続けていましたが、彼を抑えていたのは球速のある投手です。マツイにはそれがありません。そしてオオタニは、今シリーズ初安打をマークしました」と、高め直球で勝負したことを悔いた。

 大谷は20日(同21日)ロッキーズ戦の第1打席以降は快音がなく、パドレスとの最初の2試合は7打数無安打1四球。この日も4打席無安打だった。この一発でさらに調子を上げるのか。勝利をもたらす打撃に今後も期待したい。

(Full-Count編集部)

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