大谷翔平は「完璧な活躍だった」 ド軍指揮官が初勝利を絶賛…相棒の貢献も賛辞

5回2安打1失点、2与四球、9奪三振で今季初勝利
【MLB】ドジャース 5ー1 レッズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地でのレッズ戦に5-1で勝利した。「1番・投手兼指名打者」で出場した大谷翔平投手は5回2安打1失点、2与四球、9奪三振で749日ぶりの白星を挙げた。試合後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は大谷を絶賛した。
「落ち着き、試合の戦うモードになっている姿を見ていただければ。欲しい時に変化球で三振を奪えているし、今日は重要な場面で何回かカーブを投げ切った。そして、余力を残しているから、必要に応じて、100マイル(約160.9キロ)を投げることも出来る。全ての球種を駆使していた。今日のショウヘイは完璧な活躍だった」
大谷は初回のマウンドでは、先頭フリードルに初球を左前打とされたが、マルテとデラクルーズを空振り三振に仕留めるなど無失点で終えた。2回には1死から連続四球を与え、2つの暴投で1死二、三塁のピンチを招いたが、それでも2者連続三振を奪って窮地を脱した。
3回には1死からマルテにソロを浴び、先制点を与えたものの、4~5回は3者凡退に退けた。ベンチへ下がる大谷に三塁側のスタンドのファンは立ち上がって拍手を送った。5回で87球を投げて2安打1失点、2与四球、9奪三振の内容だった。また、打っても苦戦していたロドロから4回に右前打を放ち、大量点の呼び水となった。
直近2登板は目標としていた5イニングを投げ切ることができなかった。「序盤(の登板)は感覚を取り戻しながら、前に進む必要があった。それは、しばらく時間のかかることだ」と振り返った。「序盤はスプリットの感触がいまいちだったけど、スイーパー、速球、全ての球種が試合が進むにつれてよくなった」と語った。
この日はスプリットに加え、カーブを多投し、相手打線を翻弄。「前回登板は速球がくると予測できる場面が多かった。今日はカーブをとても有効に使っていた。ダルトン(・ラッシング)は彼の球種を全て使おうといい仕事をしてくれた」と相棒への賛辞も惜しまなかった。
(Full-Count編集部)