“背後”から見た大谷翔平は「クレイジーだよね」 クラブハウスでも話題もちきり…同僚絶賛

大谷は第1~3打席は先頭打者で登場…4回に右前打を放った
【MLB】ドジャース 5ー1 レッズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
同僚も感動を隠せなかった。ドジャース・大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・レッズ戦で5回1失点9奪三振の好投を見せ、749日ぶりの白星を手にした。復帰後最多となる奪三振ショー。バックで見守ったナインからは「見ていて楽しかったよ」と称賛の声が溢れた。
大谷は初回先頭に初球を左前打とされるも、マルテとデラクルーズを空振り三振に仕留めて無失点。2回は1死から連続四球と暴投で1死二、三塁のピンチとなったが、2者連続三振を奪って窮地を脱した。3回にマルテにソロを被弾したが、4~5回は3者凡退に抑え、5回87球を投げて2安打1失点、2与四球、9奪三振の投球だった。
試合後のクラブハウスでも、大谷の投球で話題もちきりだった。「6番・左翼」で先発し、8回に7月27日(同28日)以来の10号を放ったマイケル・コンフォート外野手は大谷の活躍について聞かれると、思わず白い歯を見せた。
「どの打席か忘れたけど、彼がフィールドからジョギングで戻ってきて、急いで防具をつけて準備している姿を今晩見たよ。彼が回の頭でネクストバッターズサークルにいる時は1分ほど余計に時間を与えてくれるらしいけど、彼のやっていることはクレイジーだよね。そして彼は素晴らしい活躍をした。見ていて楽しかったよ」。大谷は初回の第1打席、4回の第2打席、5回を投げ終えた直後と、イニングの先頭打者で慌ただしく準備する場面があった。投球から切り替えて、4回には4得点の口火を切る右前打を放った。
「5番・一塁」で出場し、4回に勝ち越し打を放ったエンリケ・ヘルナンデス内野手も「グレートだった」と笑顔になった。「数週間前にレッズ相手に少し苦戦していたことを考えるとね。彼は修正したし、(相手打線に)的を絞らせなかった。速球を投げるタイミングを選んでいた。彼らはどうしていいのか分からず、当てずっぽのようだった。5イニングを投げたことは彼にとってだけでなく、私たちにとっても大きなことだった」と誇らしげだった。
コンフォートとキケ以外にも、ブレイク・スネル投手は試合後にインスタグラムのストーリーズ機能で「えげつないぜ!」と大谷を称えれば、「7番・二塁」で先発したミゲル・ロハス内野手も「GOAT」と綴り、快投に拍手を送っていた。
(Full-Count編集部)