初戦敗退の日本通運・澤村監督「勝負所で追いつけなかった」 155キロ右腕・冨士は登板なし

米田監督との“熊工同期対決”実現「負けるのは悔しいけどいい試合できた」
社会人野球の頂点を決める第96回都市対抗野球大会は29日、東京ドームで1回戦3試合が行われ、日本通運(さいたま市)は日本製鉄瀬戸内(姫路市)に3-4で敗れた。澤村幸明監督は「前半の4失点が痛かったですかね。うちがしたい野球を前半にやられた。追い上げはしましたけど、勝負所で追いつけなかったのが敗因かなと思います」と悔やんだ。
相手打線には左打者が多いことから、先発には左腕・相馬和磨投手を起用したが、4回までに4点を失い劣勢の展開となった。3番手・平元銀次郎投手が4回無失点7奪三振の快投。指揮官が「流れをつくってくれましたね」と称したように、5回に北川利生外野手の適時打で1点、6回に代打・木下朗内野手の適時二塁打などで2点を返したが、反撃はそこまでだった。
最速155キロのドラフト候補・冨士隼斗投手は登板せず大会を去ることに。澤村監督は「タイブレークに行けば冨士だった。相手の打線を見て決めたというのはあります。相馬と冨士でというところはこの大会で考えていたので」と説明した。
日本製鉄瀬戸内の米田真樹監督とは、熊本工高時代の同期。最高峰の舞台で実現した初対決に「『いい試合ができたらいいね』という話をして入って、負けるのは悔しいですけどいい試合ができた。次の試合も頑張ってほしいと思います」と感慨深げだった。
(Full-Count編集部)