大谷ライバルが「MVPを獲得すべき」 衝撃4HRで過熱する論争…米メディアは“珍提案”も

「MLBネットワーク」で記者とアナリストが示したMVPの見解
衝撃の4本塁打は米メディアの話題をさらった。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、1試合4本塁打を記録。本塁打王争いを繰り広げるドジャース・大谷翔平投手に4本差をつけ、打点とともにリーグ2冠となっている。
米スポーツ局「MLBネットワーク」は公式X(旧ツイッター)で「今晩3本塁打と爆発したカイル・シュワーバーのナ・リーグMVP論争の現在地は?」とコメントを添えて、同放送局のジョン・モロシ記者とアナリストが議論している様子を公開。モロシ記者は「もしDH(専門の選手がMVPを)獲得することがあるのであれば、恐らく彼のような選手でしょう」とシュワーバーをMVP最有力候補にあげた。
するとアナリストは「オオタニは50本塁打を狙いながら、昨晩は三振を9つ奪いました」と先発ローテを回りながら、打者としても本塁打争いを繰り広げる大谷を称えた。するとモロシ記者は「彼がこのリーグでプレーし続けるのなら、私たちは新たなアワードを作る必要があるのかもしれませんね」と提案。アナリストが即座に同意すると「何という名前のアワードにしましょうか。ショウヘイ以外の……」とモロシ記者が言うと両者は口を揃えて「MVP」と発し、新しいアワードを「ショウヘイ以外のMVP」賞と命名した。
2人のMVP論争を見たファンからは「私のなかではシュワーバーがMVP」「1試合4発だからMVPを獲得すべき!」「彼なしではフィリーズはこの順位に到底及ばないだろう」とシュワーバーがMVPに相応しいという声が届く一方で「司会者はオオタニ以外はMVPを獲得できないと正直に語っている」と大谷が優勢と見るファンもいた。
ナ・リーグのMVP、そして本塁打王を獲得するのは大谷かシュワーバーか。両チームの打線をけん引する2人が繰り広げるタイトル争いへの注目が日に日に高まっている。
(Full-Count編集部)