パドレス激震…救援エースが腱断裂で今季絶望か 負傷者続出、ド軍と優勝争いに暗雲

首位ド軍の追撃狙うも…
【MLB】オリオールズ 4ー3 パドレス (日本時間2日・サンディエゴ)
ドジャースのライバルに激震だ。パドレスのジェイソン・アダム投手が1日(日本時間2日)、本拠地オリオールズ戦での登板中に左脚を負傷して緊急降板した。今季65試合に登板している“救援エース”は「大腿四頭筋腱断裂」と診断され、長期離脱は避けられない状況となった。
3-3の7回から3番手で登板した右腕のアダムは、1死一塁からガナー・ヘンダーソン内野手への7球目、自身の右側を通過するゴロに反応しようと投げ終わった体勢から、反転しようとした。その際に痛め、マウンド上で倒れ込み苦悶の表情を浮かべた。プレー続行できず、立ち上がることはできたが、歩くのも困難な様子で、カートに座り、グラウンドを後にした。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のパドレス番デニス・リン記者は、マイク・シルト監督の「大腿四頭筋腱断裂と診断された」とのコメントを掲載した。34歳のアダムは今季は65試合に登板して8勝3敗、防御率1.93で29ホールドでチームの勝ち継投の一角を担っていたが、重傷でポストシーズンでの登板も危ぶまれる。
チームはアダムの降板後に勝ち越しを許して2連敗。ナ・リーグ西地区の優勝を争う首位ドジャースとの差は2.5に開いた。パドレスは8月29日(同3日)にザンダー・ボガーツ内野手が左足の非転位性骨折と診断。2億8000万ドル(約411億9300万円)の大型契約選手が離脱していた。
また、この日の試合前にはフェルナンド・タティスJr.外野手が試合前にスタメンを急遽外れた。ここまで134試合に出場。打率.264、18本塁打、57打点、27盗塁、OPS.800をマークしていた。リン記者は「下半身の張り」と伝えていた。
(Full-Count編集部)