大谷翔平に2被弾…菅野智之が語っていた「勝負する」 地元局が明かした舞台裏

オリオールズ戦で48号の本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
オリオールズ戦で48号の本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

10年ぶりの対戦となった菅野から2連発

【MLB】ドジャース 5ー2 オリオールズ(日本時間8日・ボルティモア)

 ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地で行われたオリオールズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第1打席で菅野智之投手から47号を放つと、第2打席でも2打席連続となる48号を放った。同じようにバックスクリーン右に飛び込んだ2発に実況席の2人も「デジャブ」「リプレー」と独特な表現で反応した。

 大谷は初回の第1打席で、菅野が投じた2球目の外角高めのシンカーを捉え、そのままバックスクリーン右に突き刺さる47号ソロ。3回に先頭で迎えた第2打席は、3球目の94.9マイル(約152.7キロ)の内角フォーシームを捉え、またしてもバックスクリーン右に飛び込む48号ソロとなった。

 2本目となる48号が飛び出した際、地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」実況のスティーブン・ネルソン氏は「オオタニ、デジャブー! 右中間へ! 入った!」と述べ、フランス語で「再来」を意味する言葉で連発の様子を表現した。球団OBで解説のオーレル・ハーシュハイザー氏は「ファンタスティックです! まるで前打席のリプレーを見ているかのようです。太腿より高めにきた球を彼は逃しませんでした」と述べた。

 続けてネルソン氏は「スガノはシリーズが始まる前に周囲にこう伝えていました。もしショウヘイ・オオタニに死球を与えてしまったら、彼ら(日本人)は(私の)帰国を許してくれないだろうと(笑)」と明かした。さらに「そして2つ目は、彼と勝負するということです。歩かせることはしたくないと、発言していました。慎重かつ、積極的に投げたいと。しかし、オオタニはスガノから打ちました」と、勝負の舞台裏について語った。

 菅野とはNPB時代の2015年の6月10日に対戦しており、その際は2打数2安打1四球だった。これで日米通算4打数4安打となり、大谷が圧倒する結果となっている。

(Full-Count編集部)

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