大谷翔平の「クレイジーな2日間」 投手復帰へ強行軍、スプリットも“解禁”
サンディエゴ→LA→サンディエゴ→ダラスと移動、地元TV解説者「スプリットも投げた」
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)の敵地レンジャーズ戦で4試合ぶりにスタメン出場。第1打席にセンター前へのタイムリーを放ち、4打数1安打1打点1得点という結果だったが、チームは6-8で逆転負けを喫した。実は、この試合の前には、二刀流復活へ向けてサンディエゴ→ロサンゼルス→ダラスと強行軍を余儀なくされていた大谷。地元メディアは「ショウヘイのクレイジーな2日間」と特集を組んでいる。
現地時間16日午後7時に試合開始となったレンジャーズ戦。サンディエゴからロード連戦となったエンゼルスだが、大谷はその前に過酷な移動を行っていた。地元ロサンゼルスで試合を中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウェスト」はこの日の試合前に「ショウヘイのクレイジーな2日間」と特集している。
二刀流のスターの強行軍をタイムラインで紹介。現地時間14日午後11時、敵地パドレス戦終了後にペトコパークを出発。車で約2時間のところにあるロサンゼルスに向かった。そして、15日午後1時に本拠地エンゼルスタジアムで投球練習を行い、午後5時半にサンディエゴのペトコパークに到着。この試合の9回に代打で登場した。
試合後には、チームとともに2時間の時差があるダラスに向けて出発。ホテルに到着したのは16日の午前4時だったという。
サンディエゴからアナハイムまで片道150キロの往復を余分に挟んだ格好の大谷。解説者のホセ・モタ氏は「彼はブルペンで投げ、それから実際のスタジアムのマウンドで、普段通りの景色で、カラダとメカニックスの連動を確認することができたのです。打者も打席に立っていました」と説明。慣れ親しんだ本拠地のマウンドで実戦に近いイメージで投球練習を済ませたメリットの大きさを指摘している。さらに、「しかも、彼は昨日、スプリットも投げたのです」と“宝刀”の投球練習を再開したことも笑顔で紹介した。
大谷は「クレイジーな2日間」を乗り越え、二刀流復活に大きく前進したようだ。
(Full-Count編集部)