勝負を分けた大谷翔平の“1球” 敵軍実況も同情し代弁「『あれはストライクだろ!』」

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷は6回の第3打席でフルカウントから四球で出塁も…

【MLB】ドジャース 3ー1 ロッキーズ(日本時間9日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、本拠地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。6回の第3打席は四球で出塁し、その後の同点劇の呼び水となった。もっとも、ロッキーズ放送局は大谷の打席で起きた“誤審”に「wow」と納得ができなかったようだ。

 0-1で迎えた6回、ドジャースは先頭のロートベットが四球で出塁し、大谷に打席が回った。すると、好投していたドーランダーが突如、足を気にする素振りを見せ、トレーナーが駆け寄って交代。メヒアがマウンドに上がった。カウント1-1からの3球目、メヒアは96.2マイル(約154.8キロ)のフォーシームを外角低めに投じた。

 MLBの試合中継で表示されるストライクゾーンや、MLB公式サイトのピッチチャートではストライクゾーンの枠内に完全に収まっていたものの、球審の判定が上がらずボールとなった。すると、ロッキーズ放送局「Rockies TV」では「oh, wow……」と判定に納得がいかない様子。「ハンター・グッドマンを見ると、角が立たないように審判に(投球の)コースを聞いてるのがわかります。要するに『あれはストライクだろ!』ってところでしょうね」と気持ちを慮った。

「オオタニのような選手との対戦で、ああいうことが起きると投手の考え方も変わってくる。2ボール1ストライクになるか、1ボール2ストライクになるかというわけですから」と、1球に泣いたメヒアに同情した。最終的に大谷はフルカウントから四球で出塁。その後、フリーマンが同点打を放って試合を振り出しに戻している。

 ドジャースはその後、8回に大谷の二塁打などで好機を作り、ムーキー・ベッツ内野手が勝ち越し2点適時打。3-1で2連勝を飾った。

(Full-Count編集部)

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